アジアンブリーズを選んだ理由

プレーヤーとしての時間を後悔なく終わるために、そして引退後に野球とどう関わるかを考える中で挑戦を決めました。

今はインターネットで情報を簡単に収集することもでき、アジアンブリーズ以外にも選択肢はありましたが、リアルな情報を得ていく中で、最善な道であると確信したことと、代表の色川さんの熱意に惹かれ、参加を決めました。

アジアンブリーズの魅力

何よりも韓国プロ野球球団やMLBマイナーと試合をする中でアピール出来るという機会は特別なものです。

加えて、アメリカ独立リーグで監督やコーチをしている方々が監督・コーチとして帯同してくれており、その世界のリアルを知る人たちと出会えたことが大きかったです。

アメリカのリアルを知り尽くした指導者達から学べる、というのもかなり魅力的だと思います。

僕は恥ずかしながら、合流してすぐの練習で脇腹を痛めてしまい、その機会を活かしきれませんでした。

怪我明けでサンフランシスコジャイアンツのマイナーとの試合があり登板機会があったのですが、その後は天候やコロナの影響でゲームがなくなり、その1イニングの登板に留まりました。

ただ、試合で投げられるまでの期間、出来るトレーニングをやる為にジムに通い、吸収できるものは全て吸収しようと必死で、価値ある時間を過ごせたと感じています。

特にコーチの松坂さんからは、トレーニングやマインドセットなど様々な話を聞くことができました。アメリカ野球での経験も豊富で、他のコーチ達とは違い日本語で話を聞くことができるので、かなり自分の成長につながりました。

オランダプロ野球球団と契約が決まるも…

登板機会は多くありませんでしたが、ポテンシャルと実績を買っていただき、帰国後にオランダのプロリーグのオーステルハウトツインズとの契約が決まりました。

ただ、この状況ですので、開幕が延期となり先行きが不透明となりました。なかなか状況が好転しないまま渡航できるのかという不安な日々が続いていました。

そんな中、関西独立リーグの堺シュライクスから個別トライアウトの機会を頂き、合格して7月からチームに合流させて頂いています。

選手として区切りをつけた後は、指導者として野球に関わっていきたいです。指導者としての関わり方にも色々とあると思いますが、自分がこれまで学んで得てきたものを、野球というツールを通して伝えていけたらと思っています。