3週間のアメリカでの活動を終えたアジアンブリーズ。選手たちは日本に無事に帰国し、それぞれ2025年のシーズンそして目標に向かって走り出しています。アジアンブリーズの特徴として様々なバックグラウンドをもった選手が一堂に介することです。高校を卒業したばかりの選手や現役大学生選手、社会人野球経験者や独立リーグでプレーしている選手など、本当に多くの経歴の選手と出会うことができますがその中に昨年中南米のコロンビアで行われているウィンターリーグでクローザーとして1シーズンを戦い抜いた男がいました。
関西学院大学卒業後に石川ミリオンスターズでプレーし、コロンビアウィンターリーグを経てアジアンブリーズに挑戦した上田楽投手です。最速146キロの速球とスプリットが武器の上田投手に、帰国後アジアンブリーズについてお話を聞きました。

Q. アジアンブリーズへの参加を決意したきっかけと理由
A. 僕がアジアンブリーズ参加を決断した理由は、夢であるMLB球団と契約するチャンスだと思ったからです。実際にアメリカに行ってマイナーリーガーを相手に試合できることはまたとないチャンスです。
Q. 参加前に考えていた自身の課題、実際に試合を通じて感じた課題とのそのギャップ
A. 自分には球速というコンプレックスがあって、実際に試合をやってみてもやはりそこが1番の課題であると実感しました。ただ、それ以外の要素で勝負できているので、あとは球速を上げるというシンプルかつ明確な課題が見つかったことはいいことだと思います。
Q. この3週間、自身が得たもの、今後に生かすことができる能力は何か
A. 人間力がとても成長したと思います。今までは気づいたけどめんどくさいからやらないということが多かったけど、今回で自分が率先して誰かのためになることをやっていけるようになりました。また一つ人間力が身についたことは、野球の技術向上と同じぐらい価値のあることだと思います。

Q. 常に上のレベルを目指すために心がけているマインドセット
A. とにかく毎日、今できる全力を出すこと。そこは1番意識している点です。どんな状態で試合に臨んでも、マウンドに上がるとその日の最高点というのを自分に言い聞かせています。あまり先のことは考えず、目の前の1日を必死に生きることが大事だと思っています。
Q. 今後の自身の目標、目指す場所
A. 僕の1番大きな目標はメジャーリーグの舞台に立つことです。プロとして野球をやっている以上、本当のトップを目指します。直近の目標はマイナー契約を勝ち取ることです。球速が上がれば必ず達成できます。
Q. これからアジアンブリーズや海外野球に挑戦する選手へのメッセージ
A. まずは海外の野球を肌で感じること。これに尽きると思います。環境が変わることのメリットとしては、周りが自分を知らない分、また新しい自分を塗り替えやすいことだと思います。思い切ってその第一歩を踏み出してほしいと思います。

球速が足りないと言いながらもマイナーリーガーたち相手に無失点の投球で好投していた上田選手。球速が上がれば多くの可能性が広がってきます。そんなメジャーリーグを目指す上田選手の次なる挑戦のステージはどこなのか。上田選手の「野球旅」にご注目ください!
【上田選手 2025年アジアンブリーズ成績】
6試合
6イニング
奪三振7
四球7
失点0
自責点0
防御率0.00
アジアンブリーズでは、2025年度北米サマーリーグ選手を現在募集しています!2ヶ月間で40から60試合を行うので野球選手に最も大事な試合経験を積めるのが最大の特徴になります。また日本人チームのアジアンブリーズとは違い、アメリカコミニティーに入っていくので、英語漬けの日々でアメリカの文化も学べるのがサマーリーグ。野球はもちろんのこと生活の中でも日本との違いに気づき、これまでの価値観が変わっていきます!

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