MLBマイナーリーグ通訳体験記 – マックス・ヘルマン

皆さん、こんにちは!

今春にアジアンブリーズからMLB球団🇺🇸マイアミマーリンズとマイナー契約し、ドミニカ共和国🇩🇴ルーキーリーグでの1年目のシーズンを終えた中村来生選手(投手)の専属通訳として共にシーズンを戦ったマックス・ヘルマンさんに話を伺いました。

・通訳として初のマイナーリーグシーズンを終えて

初めてのシーズンは、多くの学びがあり、非常に充実した時間を過ごしました。2月にはアジアンブリーズで通訳の基礎を学び、3月からは茨城でのインターンシップを通じて球団の一員としての行動を学びました。これにより、スムーズにマーリンズの仕事へ移行できたと思います。特に、メジャーリーグ球団のプロフェッショナルな選手やスタッフと共に仕事をする中で、通訳としてだけでなく、現場の方々のサポートを通じて多くの経験を積むことができました。

・1日の流れを教えてください

1日は朝食から始まります。朝に中村選手はマーリンズの英語の授業を受けることもあります。ジムに行ってストレッチを行い、その後、キャッチボールをします。コーチが練習で手伝いが必要なところがあれば、それもサポートします。週5で試合があり、11時開始です。アウェーの場合はバス移動になります。試合後は中村選手のウエイトトレーニングを手伝い、その後昼食を食べます。午後はマーリンズのチャート管理や他の仕事を行い、夕食後は睡眠をとります。

・通訳という仕事はどうだったか

通訳の仕事では、コーチとのコミュニケーションが非常に重要でした。特に、ピッチングコーチ、トレーナー、メンタルコーチとの会話を正確に中村選手に伝えることが求められました。例えば、ピッチングの動作や変化球の調整、体調管理、メンタル面でのアドバイスなど、それぞれの専門家の指示や提案を的確に訳し、選手に伝えることで、彼が最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートしました。また、ミーティングや授業の内容も通訳し、選手が理解しやすいようにすることが求められました。

・通訳で大変だったこと

大変だったのは、スペイン語しか話せない選手たちとのコミュニケーションでした。僕自身はスペイン語を話せないため、コーチや英語を喋れるスタッフを通じて正確に情報を伝えることが重要でした。異なる言語や文化の中で、チーム全体のコミュニケーションを円滑にする役割を果たせたことが、充実感を感じる瞬間でした。

・メジャーリーグ下部組織の施設はどうだったか

マーリンズの施設は昨年開設されたばかりで、新しくて整備されています。3つの球場があり、それぞれが高い基準で整えられています。ジムや食堂、ゲームルームも充実しており、選手たちが快適に過ごせる環境が整っています。寮には現地のコーチや球団職員用の部屋、アメリカから来る球団職員用の部屋があり、80人以上の選手が4人部屋で生活しています。出入りの管理もしっかりされており、選手たちのプライバシーと安全が確保されています。また、トレーニングルームには最新の設備が整い、ウエイトトレーニングのプランも非常に考え抜かれています。 他の球団の施設も素晴らしく、各球団が選手のパフォーマンス向上をサポートするために、設備や環境に力を入れていることが感じられました。

・今後の目標について

さらに多くの経験を積んで通訳としてのスキルを高めることです。選手たちがスムーズにコミュニケーションできるようサポートし、チームに陰ながら貢献したいと思っています。また、ピッチングに関する知識を深めることにも力を入れたいと考えています。マーリンズでピッチングコーチのフェローシップをしていた経験を活かし、今後、より広い役割を担えるように成長したいと考えています。

・これから通訳や野球の仕事を目指す人に向けて

通訳や野球の仕事を目指すなら、まずは積極的に行動することが大切です。野球界では、人間関係が非常に重要です。知っている人が多いと、推薦や仕事のチャンスにもつながります。アジアンブリーズでの経験があったおかげで、マーリンズでの通訳も落ち着いて行うことができました。経験してみないと分からない部分がほとんどなので、まずは自分から行動することが大切です。

今年2月3月のアジアンブリーズに通訳インターンとして参加し、5月から8月はマイアミマーリンズの職員としてマイナーリーグで活躍。行動を起こしたからこそ今のステージにいるヘルマンさん。今後の活躍に期待です。

引き続きヘルマンさんへの温かいご支援ご声援を宜しくお願い申し上げます❗️

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#アジアンブリーズ を忘れずに❗️

Changing Lives !!

Asian Breeze

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