サマーリーグ現地レポート – 神田理久選手

2023年7月4日2023年7月21日

皆さん、こんにちは！

2023年アメリカ🇺🇸サマーリーグもあっという間に前半戦を終え、それに伴い各選手にこれまでの話を伺いました。

第1弾はアイダホ州カルデウェル市のソートゥースソックアイズに属する神田理久選手（投手）です！

ここまでの野球はどうですか？

小学1年生のときに友達に誘われ、野球を始めてから約16年が経ちましたが、記憶に残っている限りでは、しっかり先発をしたのはほんの数回で、大学では1回のみでした。大学では主にリリーフで投げていたので、まさかアメリカに来て先発を任されるとは思ってもみませんでした。慣れない先発に初登板は不安を抱えていましたが、いざ試合を迎え、結果5回0失点被安打1と、自分の自信につながる投球ができました。それ以降毎週土曜日という形で先発するようになりましたが、思いの外、ゲームメイクができ、基本4イニングまでなので勝ち星はつきませんが、チームの勝利に貢献できてると感じます。調子自体も右肩上がりで、ここからあと5回ほど登板する機会があるので、もっと自分に磨きをかけたいです。また、今の所大きなケガもなく、完全に野球に集中することができているので、その点では本当に良かったと思います。

チームの雰囲気はどうですか？

チーム成績としては、22勝7敗と調子は良く、順調に勝ってきていると思います。また、チームの雰囲気はとても良く、監督コーチを始め、全力で試合に勝ちに行きながらも、1試合1試合を楽しんでいるという風に感じます。特に、ホームゲームでは、イニング間に余興があり、観客の方に対しても、誰一人とつまらない思いはさせないと言うような計らいを感じています。なので、試合自体も大学野球でありながらも球場全体で試合を作るという雰囲気がすごく心地良いです。また、いいプレーが出たり、得点したり、無失点で切り抜けたりするとベンチの盛り上がりはもちろん、スタンドも非常に盛り上がるので、本当に1人1人が本当に野球を楽しんでいると感じます。

野球以外の生活はどうですか？

また遠征に関しては、最大16〜17時間のバス移動に、さすがアメリカと思いました。遠征先のサウスダコタ州で、歴代大統領の顔が彫られた岩で有名なMount Rushmoreに観光してきました。日本ではアニメのナルトの舞台ともなった場所として、この岩が知られていて、一度行ってみたい所だったので行けてよかったと思います。

ホストファミリーは本当に色々と気にかけてくれて、何一つ不自由なく生活できていることに感謝しかありません。また、ファミリーの子供も野球をやっているので、ホームゲームには毎日観戦に来て、一緒に野球を楽しんでいます。逆に、たまに彼の試合があるときには僕が試合の観戦に行ったりしています。

英語自体は渡米当初よりは聞き取れるし話せるようになってきたと感じています。日本では決して習わないようなスラングもずっと前から覚えたいと思っていたので、そういう言葉に触れ合えて、野球と語学と、両方楽しめています。また、こういうときにこういう表現するんだ、こういう時でもこの単語でいいんだなど、大学で多少なりとも英語を専攻していましたが、そこでは習わなかったことも多く、英語って面白いなと改めて感じています。

後半戦に向けて意気込みを下さい。

多少調子がいいと言っても、まだまだ課題は多いので、1試合1試合、1球1球丁寧にかつ全力で投げ、もう1皮2皮剥けてチームに貢献していけたらいいなと思います。前半1ヶ月、非常に充実していて、振り返るとあっという間だったので、もっと充実させて濃い1日1日を過ごして行けたらいいなと思います。

その他あればお願いします。

正直、アメリカが好きというか、アメリカが自分の性に合うというか、とにかく今までになく自分らしいプレーができていると感じています。なので、本気でアメリカの独立リーグに挑戦してみたいと思っています。

また、このような素晴らしい環境でプレーできる機会を与えてくださったアジアンブリーズの皆さんありがとうございます！