2022アジアンブリーズ体験記・番外編 – 永井都記奈

先月2023アジアンブリーズ体験記・番外編としてご紹介させていただいた運営インターンの上野滉平さん。今回は昨年度2022年に運営インターンとして参加した永井都記奈さん。アジアンブリーズ参加を機にアメリカの大学でバスケットボールに再度挑戦し、チームの全米大会出場に貢献した永井都記奈さんにアジアンブリーズを通して感じたことやバスケットボールについて語っていただきました。

Q. 2022年度アジアンブリーズに運営スタッフとして参加して

A. 知り合いの方に紹介頂き、朝食の準備や写真撮影など1週間選手のサポート業務をさせて頂きました。アメリカに来て挑戦している日本人選手たちのプレーやアメリカ人のチームメイトと英語が分からないながらもコミュニケーションを積極的に図ろうとしているところや、ヒットやホームランを打ったときなどのチームの盛り上がり・雰囲気をみてチームスポーツの良さを改めて感じましたし、とても感動しました。選手たちのそのような姿をみて、私も高校時代コロナの影響で不完全燃焼に終わっていたバスケットボールをもう一度選手としてやってみたいという気持ちにさせてもらいました。アメリカに来る前はバスケットボールをしようとは全く思っていませんでしたが、アジアンブリーズへ参加したことが、私がアメリカでバスケットボールを始めるきっかけになりました。

Q. 2年ブランクからのバスケットボール復帰について

A. 最初は体力的にもついていけず、試合にも全然出してもらえませんでした。そこからトレーニングを積み、第1クウォーターだけ試合に出場したり少しずつ試合にも出してもらえるようになりました。しかし、試合でプレーしていてもチームメイトから信頼されているようには感じられず、ヘッドコーチからも思ったような評価はなく不満を抱える日々が続きました。

ただ私は負けず嫌いな性格なので、そこであきらめずに試合に出たら絶対に良いパスを出そうと意識してプレーしたり、積極的にコミュニケーションをとったりして、チームメイトやコーチたちから信頼してもらえるような行動を心がけました。ある大事な試合があったのですが、その試合で活躍し、全然私を試合に出そうとしてくれなかったヘッドコーチにも自分の実力を認めてもらう転機となりました。

Q. 全国大会に出場した感想

A. まず体の大きさが違うなと思いました。プレーのレベルもやっぱり高かったです。個人的にはドリブルでミスをしたり、足を捻ってケガをするなどいつも通りのプレーをすることが出来ずにすぐベンチに下がりました。食事面でも大会中ハンバーガーやピザばかりできつくて、私は全然それに手をつけずにサラダばっかり食べていたので今考えるとその影響もあって力が出せなかったのかなとも思います。チームとしても2試合しましたが勝利することが出来ずに終わりました。今回の大会は本当に悔しい思い出しかないです。

Q. 今後の目標について

A. 前回は0からのスタートだったので、体のコンディションを整えて万全の状態で次のシーズンに臨めるようにしたいです。そして、全国大会の舞台で必ずリベンジします。将来はマッサージセラピストとして働くことを考えているので、体の仕組みやケガの原因などについて知識を身につけられる大学に編入することを考えています。

Q.海外挑戦を考えている人たちへメッセージをお願いします!

A. 自信がなかったりして海外でプレーする日本人選手が少ないように思いますが、意外と自分が思っている以上に通用したりするのでもっといろんな人に挑戦していって欲しいです。これから自分の経験をそのような人たちに伝えていきたいなと思います。

アジアンブリーズからアメリカバスケットボール界で活躍する永井さん!野球より体格の差が出やすいバスケットボールで、アメリカで日本人女性アスリートとして頑張る姿は日本の選手の励みになるでしょう。これからも自分の可能性を信じ、さらに挑戦していってもらいたいと思います!

皆様の暖かいご支援・ご声援を宜しくお願い申し上げます。

Assume Nothing!

Asian Breeze

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