3月10日(日本時間3月11日)、アジアンブリーズはロサンゼルス・ドジャースと対戦しました。先発は予告通りトレバー・バウアー投手。試合会場はドジャースがスプリングトレーニングを行っているキャメルバック・ランチのマイナーリーグフィールド。
ウォーミングアップに使っていたハーフフィールドから、ふとグラウンド方面を見渡したところ、多くのメディア関係者やファンが大移動をし始めていました。その中心にいたのは今回の大注目、バウアー投手だったのです!
アジアンブリーズのチームメイトとして共にドジャース戦に臨みます。全体への紹介を終えた後、選手たちと固い握手。その後はユニフォームに着替え始めたのですが、その姿も画になるというスター選手のオーラを感じました!そして背番号77のユニフォームに袖を通したバウアー選手の表情は徐々に戦闘態勢に変わっていきます。
グラウンドに場所を移して試合に向けて調整を始めたバウアー選手。自らのルーティンを守りながら、時間をかけてじっくりと体を動かしていきます。ブルペンに入っての投球練習ではアメリカ現地記者がその様子を動画撮影し、SNSで紹介するなど試合開始のときが迫る中、バウアー選手の一挙手一投足に注目が集まります。
そして現地午後1時、ついに試合が始まりました!彼の投球を一目見ようと多くのドジャースファンがスタンドに集結。バウアー選手の古巣が相手ということもあり、まだ今季の所属先が決まっていないからこそ、絶好のアピールチャンスです!
この試合ではドジャースが後攻だったため、味方の援護点を待ちながらマウンドに立つのを待つバウアー選手。注目の初回の投球は先頭打者を三振に抑えると、続く打者を四球と味方のエラーで出塁を許してしまいますが、三振とセカンドゴロで無失点の立ち上がりを見せました!なんと初回から99マイル(約159.3キロ)を計測するなど、格の違いを見せつけます!
勢いに乗ったバウアー選手は続く2回の投球では2つの三振を含む三者凡退、3回は打たせてとる投球でこちらも打者を3人で片づけました。元々、3イニング限定での登板を予定していたため、ここでお役御免となりました。
この日の投球内容は3回を投げて43球、1安打1四球4奪三振、無失点という圧巻の投球でマウンドを降りました。試合後に日米メディアからの取材を受けたバウアー選手はとても気分よく投球ができたと振り返ったそうです。
ちなみにこの日、バウアー選手の全43球を受けたキャッチャーの大友宗選手は「(すべてにおいて)エグイです!どの球種も精度が高いですし、いつでもどの球でも勝負できます。構えたところにボールを投げてくれました。追い込むまではミットを真ん中に構えていてほしいと話があったのですが、自身の投球スタイルを確立しているからこその言葉だったと思います」と話します。
試合後には選手1人1人と交流を深めました。メジャーリーグの選手はプレーはもちろん、人間性にも優れているといいます。実際に交流をした選手たちからも「とても優しい方だった」と口を揃えていました!
こうしてアジアンブリーズの一員としてのプレーを終えたバウアー投手。現時点ではまだ今季の所属先は決まっていませんが、今回の投球をきっかけに新しい道が決まることを願うと同時に、今後の活躍も応援しています!
トレバー・バウアー投手
3回 43球 被安打1 与四球1 被安打1 奪三振4 無失点 最速99マイル(159.3キロ)
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